最近の漫画/ガンツ

こんな絵ばっかり出てくる、SFマンガ、ガンツを読みました。
最近エンタメ探究心が高めな傾向にある中、限られた時間とお金で失敗を
したくない心理が働くため、誰かと飲んだりすると必ず
「面白い漫画教えて!!」(できればSFもので)
と聞きまくってる私ですが、SF系マンガでのお勧めをヒアリングすると
高い確率で出てくるのがこのガンツでした。
というわけで早速短期間で最新刊までの24巻(ヤンジャン連載中)大人買い。
腕がちぎれるわ、内臓が露出するわ、宇宙人は心底キモいわで、ほんと
このマンガの存在自体が女の子にもてなそうな感じですが、最初に
読者に投げかけられるガンツという黒い玉を取り巻く異常な設定に
不思議と引き込まれます。
要するに理不尽に宇宙人と戦うことを運命付けられた一般人たちと
突如として同胞を大量に殺され同様に理不尽さを感じる宇宙人の間の
生き死にをかけた葛藤の話なのですが、謎が少しずつとかれていく過程で
意外と人間の心理描写を作者が好んでいる感じがおもしろい。
また、いまさらなのかもしれないのですが、CGをフル活用してマンガを描く
ということを知りました。
ガンツ一巻の巻末に出てきますが、この作者の奥浩哉さんは、下記の工程でマンガを
書いているようです。
1.ラフイメージを書く
2.スタッフがラフイメージを元に3DCGで全体構成
3.全体構成の3DCGをプリントアウトし、それを下に引いて奥浩哉が再度執筆
4.奥浩哉が執筆したものをスキャンし、人間の描写及び全体像にはそれを活用
背景・吹き出し含め、スタッフがひたすら残りを仕上げていく。
5.最後にまたプリントアウトし、奥浩哉が微修正しながら仕上げていく。
とりあえず思うのは・・・
奥浩哉って絵書けないのか???
ということなのですが、別にそういうわけでもなさそう。リアルかつ細やかな
表現を実現するための手法なんだとか。
逆にCGで描くことの難点は細かいところまでリアルに描けるため、
ストーリー上まったく別の町や場所に行くとその背景を新たにCGで起こしていく
必要があり、それに異常な時間がかかってしまうらしい。
だからガンツは休載も多いとか。
ちなみに、どれだけCGで書くのが一般的なのかはよくわからんが、
矢沢あい(NANAなど)、久米田康治(さよなら絶望先生など)も
マックを活用してパソコンを活用しており、その手法を絶賛されている
人たちらしい。矢沢あいなんかは絶対アシスタントを使わないという
ポリシーの持ち主。そりゃたくさんはかけないよねぇ。
矢沢あい自身も、CG描写をフルに活用しながらも「CGはキリがない」と
どこかのインタビューでもらしていたらしい。
でも確かに、NANAの描写は非常に美しい。
あれがみたくて、あれを手元においておきたくて買ってる気がする。
さて、次は何を読もうかな。
SFではないけどSF級のぶっ飛んだ感じと、気持ち悪いので、『鈴木先生』がおすすめだよ。
へたくそなホラータッチで教師漫画描いてるんだけど、へたとはいえ、作者の武富健治は、『鈴木先生』がなかなか世間に受け入れてもらえなかった数年前は、俺は…これしか描けないのに、これ以外描きたくないのに!て悩んで、2年くらい引きこもっちゃって、戻ってきた後もやはり『鈴木先生』こそ描くべきなんだ!て意固地に頑張ってたら、ようやく売れ始め、見事文化庁メディア芸術祭を受賞した、という泣ける話があるよ。
ガンツ今日買って帰ろうーっと。
SFではないけどSF級のぶっ飛んだ感じと、気持ち悪いので、『鈴木先生』がおすすめだよ。
へたくそなホラータッチで教師漫画描いてるんだけど、へたとはいえ、作者の武富健治は、『鈴木先生』がなかなか世間に受け入れてもらえなかった数年前は、俺は…これしか描けないのに、これ以外描きたくないのに!て悩んで、2年くらい引きこもっちゃって、戻ってきた後もやはり『鈴木先生』こそ描くべきなんだ!て意固地に頑張ってたら、ようやく売れ始め、見事文化庁メディア芸術祭を受賞した、という泣ける話があるよ。
ガンツ今日買って帰ろうーっと。
あー鈴木先生ってきいたことある!!
だいぶ魂こもってるんだね。今度買って見る!
ガンツは会う機会があれば貸しますw